たけのこをあく抜きする場合、無洗米が使えるって聞きましたが本当なのでしょうか?
あく抜きに無洗米は使えます。そのやり方も簡単です。
春になると多くの野菜が旬を迎えます。その中でも春には食べておきたいものがたけのこ。
そこで今回はたけのこのあく抜きの仕方やレシピなどを紹介します。
読み終わったら即たけのこ買ってしまうかもです(笑)
正しいたけのこのあく抜きの方法

一般的な方法
一般的には大き目の鍋に下処理をしたたけのこと米ぬか、鷹の爪を入れ、たっぷりの水を加えたら火を付けて、沸いてきたら火を少し弱くし、茹でますよね。
竹串などを刺して柔らかくなったのを確認できるまでには2時間ほどかかるのでとても大変です。しかも、皮だってどこまでむけばいいかわからない。
よく代替品とされるのがお米です。米ぬかやお米の研ぎ汁の代わりに お米を使うことは良くあります。
たけのこは採ってから時間が経つほど エグミが増えます。そのため出来るだけ早くあく抜きをするためにお米を代替品として使います。
一握りくらいの量のお米を一般に使います。
このお米、一応ご飯みたいにはなります。 食べられないことはありませんが美味しくありません 。
ちなみに 朝採りの地面から出ていないたけのこはあく抜きの必要はありません。加熱調理のみでOKです。
無洗米を使った方法

無洗米でもあく抜きは出来ます。
鍋に手で軽く握るくらいの米をそのまま入れあとは赤唐辛子を2、3本いれて、同じようにあく抜きするだけです。
米の粒子にあくの部分が吸着するので、無洗米でも有効です。
その他の方法
薬局で重曹を買ってきて入れると良い事も調べてみて分かりました。
また、こんな方法もあります。小麦粉を水で溶いてその中で再度煮るというものです。
西洋で、たけのこを食す習慣は あまりないそうですがあちらの料理人はそうするようです。また油であくが抜けますから 煮物にするときに炒めてから煮るのもひとつの方法です。
酸性とアルカリ性
全てに共通して言える事は、たけのこのあく抜きをする時に米ぬかや磨ぎ汁、重曹などを使うのは、それらの成分がアルカリ性であり、タケノコのあくがそれとは逆に酸性の物質だからです。
つまりアルカリで酸を中和させてあくを分解する訳ですね。
たけのこレシピを考えてみました
下ごしらえのコツがわかったら次はレシピに参りましょう。
私は料理が得意でウチには炊飯器がなく鉄鍋と土鍋を用いてご飯を炊いている自称(笑)本格派です。
たけのこの炊き込みご飯

やっぱりたけのこは炊き込みご飯にするのが良いですね。
炊き込みご飯というと敷居が高くなりがちですが、実はとてもカンタンなのです。
といだお米にたけのこと油揚げ、彩りに人参の千切りを入れて出汁を分量通り加えてめんつゆを一合に対して25cc入れるだけ。
後は炊飯器のスイッチを押せば完成です。
人参はなくてもいいですし、嫌いな人も多いので好みにお任せしますが、油揚げは味が出るので入れてください。
私は土鍋で15分で炊き上げます。おこげが出来るのも嬉しいですね。
たけのこの土佐煮
おせちなどにも入りますね。
これもカンタンで、あく抜きしたたけのこを油で軽く炒ってから、かぶるくらいの水で火を通して砂糖・醤油の順番で味付けして、最後にみりんで照りをつけます。
火を止めたらかつお節をまぶして食べやすい大きさに切って出来上がりです。
もちろん切ってから調理しても問題ありません。
焼きたけのこ

シンプルイズベストです。焼きタレ しょう油:酒:水=1:1:1を鍋で煮きりアルコールをとばします。
水煮を縦長の薄切りにして魚焼きグリルでタレをつけながら焼きます。
ホクホクで美味しいですよ。
まとめ
・米ぬか、鷹の爪とたっぷりの水で2時間かけるのが一般的
・手に入りやすいところだと重曹が効果的
・ひと握りのお米でも代替品になる
・あく抜きは酸性とアルカリ性を中和させるために必要な工程である
最後に付け加えると、採れたてのたけのこはあくやえぐみが少ないのでそのまま調理できるそうです。スーパーで売っているものはしっかりあく抜きした方がいいでしょう。
季節の流れは早いものです。寒い冬を乗り越えて春の味を楽しみにしましょう。
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