離婚、それは相手との別れでもあり場合によっては長期にわたる戦いの始まりでもあります。近年収入の不安定さや非正規雇用の増加により共働きの世帯が増加しています。
中には共働きの影響ですれ違いが起きてしまいお互い冷め切った関係になることもあるでしょう。そしてある日「もうだめだ」と離婚になることも少なくありません。およそ2分間に1組のペースで離婚されていますので侮れない問題です。
そして、離婚というのはご自身にとって大きなイベントでもあります。いざ準備となりますと多くの場合初めてだと思います。
「何をすればいいの?」「どう手順を踏めばいいの!?」「できれば泥沼化させたくない!」
上記のような悩みを抱えている方もいると思います。
今回は子なし共働き世帯における離婚準備について解説していきます。
離婚のきっかけ

最初は好きでたまらなかった相手とも時間が経てば…というパターンも少なくありません。中には勢いで婚約し結局二人の相性等が合わずに離婚というのもあります。
ではどのようにしてキッカケが生まれるのか3つご紹介していきます。
⦁ 愛情を感じなくなった
最初はこちらの事を思ってくれていたのに、今ではそれらの気遣いや愛情表現がなくなった、相手からの思いやりが感じられない、といった問題が出ます。こうなると一緒にいてもつまらなくなるでしょう。できれば一緒にはいたくなくない気持ちになります。
逆に言えば好きという気持ちから愛へ変わる時期とも言えますが、男性側に気の緩みができてしまうなど両者もしくはいずれかが婚約というゴールで気の緩みが出てしまう事があります。
⦁ 家事を手伝わない
一昔前の家庭にありがちだった男性は仕事、女性は家事というものがありましたが今はそれらの考えは否定されています。家族だからこそ協力し合うものですが両者のいずれかが家事に非協力的もしくは「女性は家事を担当するべきだ」といったモラルハラスメントな男性も一定数存在します。
その場合相手との考えの違いで対立し離婚するキッカケが生まれてしまう事があります。
⦁ 金銭感覚や生活習慣が合わない
同居すると必然的に相手の生活スタイルなどが分かるようになります。電気を点けっぱなしにする、トイレのドアを開けたままにするといった些細なものまであります。
特に金銭感覚は生活する際に重要で相手がかなりの浪費家かもしくはかなりの倹約家であるといった問題があるとお金の使用について対立することがあります。
それでお互いが改善などをせず続いた場合は離婚のキッカケになる事があります。
いざ離婚の準備

上記の例のような出来事が続き「もうこの人とは一緒にいられない」と感じたら準備を始めましょう。ですが離婚というのは同時に人との別れでもあります。
その場の勢いで始めるのではなく、「もうやるしかない」といったように心の中でキッパリと決めてからのほうがメンタル面でも安心かと思います。現にネットでは同様の事をしそこから自分の夢を見つけた方もいます。もし決断しているのならできるだけ早期で決着を付けましょう。場合によってはズルズルと行けば行くほど状況が悪化する可能性があります。
準備の際は離婚後の生活はどうするか、経済面でどうなるかを把握しましょう。離婚後は新たな住まいを確保するまで実家で過ごすかなどその後の対策なども考えましょう。
子なし夫婦で離婚するとどうなる?

基本的に子供がいる状態で離婚となれば両者とも何らかの形でその後も関わることになります。養育費といった出費のほかに親権などの問題が出ます。
ですが子供がいない状態での離婚となると、カップルが別れるのと同じようにそれっきりとなります。比較的離婚へのハードルが低いともいえます。カップルとの別れの違いはそれまでの過程において手続きが必要かくらいですね。
そのためお互い離婚後に再スタートしやすいのがメリットです。どちらかが職を持っていない場合はその相手が経済的にも厳しい状態となりますが、逆に共働きですと両者とも経済的にはあまり問題がないため再スタートしやすいのです。
しかし財産分与などもありますので手続きの際は弁護士の力を借りることをオススメします。そして離婚の際の注意などを調べて把握しておきましょう。
かつては結婚する際に愛を誓ったのですから離婚する際によくお考えの上で行動してください。離婚とは人生の分かれ道でもあるのです。
終わりに
以上の事から共働きで子なしでの離婚は、子持ちでの離婚に比べてその後の第2の人生を歩みやすくその後は二人との関わりは皆無になることが分かりました。
ですので何かしらのキッカケで離婚問題が起きた場合は早期に解決するべきでしょう。

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