皆さんが飛行機に乗る際に気になるのが、座席です。特に近くに赤ちゃんがいると気になりますよね。今回は座席について、現役客室乗務員である私が疑問を解消していきたいと思います。
座席の決め方
長距離や深夜便はゆっくり休みたい。うるさい席は嫌だ。との声をよく聞きます。
しかし、赤ちゃんも人間の一人であり人権があります。
まず、赤ちゃんの席はどのように決まるのか。答えは単純、一般のお客様と同じで地上係員によって座席を決められるか、または事前のインターネットによる座席指定での座席になります。
ビジネスクラスは静かなのか!?
では、赤ちゃんの近くの席を避けることはできるのか。
答えは、意図的に近くの席を避けるのは難しいです。
まず、飛行機はビジネスクラスやエコノミークラスなどクラス分けがされています。ビジネスクラスを予約したからと言って、そこに赤ちゃんがいないわけではありません。
実際、赤ちゃんが居るということで、スペースが欲しいからとエコノミークラスではなくビジネスクラスを予約する赤ちゃん連れの方も多い様です。

赤ちゃんの横にならない裏技!?
座席指定していないお客様は、搭乗券を地上係員から発券される時、窓際か通路側か選べることができることもあります。
これも同じで、窓側だから、赤ちゃんがいない訳でもなく、通路側だから赤ちゃんが居ない訳でもないですよね。
しかし、たまにお客様でいらっしゃるのが、座席を3席確保する方です。
どのようにするのかというと、座席を同じ人の名前で3席分購入するのです。すると、お客様の購入した余分な席は空席になります。
ただし、自分のとなりの座席は空けられても自分の前後に赤ちゃんがくる可能性もあります。

航空会社によっては避けられる
JALでは「幼児マーク」を使ったシステムを導入しています。これはWEB予約時にどこに赤ちゃんが座るかを示した座席表を見ることができるものです。
しかし、これはお客様自身が予約した時点での話であって、予約後に赤ちゃん連れが予約した際は近くになる可能性もあります。
また海外の航空会社では、静寂ゾーンと言って12歳未満が座れないようになっているエリアを設けている航空会社もあります。
個人で飛行機を予約する際は、利用する航空会社のウェブサイトを見て、どのようなシステムがあるのか確認してから予約することをお勧めします。
赤ちゃんだけが音を出すのではない!
ここからは、個人的な意見になります。客室乗務員として働く私が某日系の赤ちゃんの座席がわかるシステムのニュースを見て感じたのですが、実際、泣くのは赤ちゃんだけではありません。5、6歳の子供も泣く時は泣きます。
例えば、家族旅行での兄弟喧嘩、気圧によって耳が痛くて泣く子もいます。
なぜ、皆さんは泣き声が嫌なのか。それはもちろんうるさいからですよね。
しかし、ほとんどの親は、その泣き声で迷惑をかけていると感じ、子供たちをあやしています。
親の努力を認めてあげてほしいです。
また実際、機内でうるさいのは、小さな子供たちだけではなく、修学旅行の学生グループであったり、スポーツチームによる遠征であったりします。それから酔いが回り始めた大人たち。それだけではなく、乗務員による雑音、トイレの流す音と色々あります。
つまり、赤ちゃんだけが、大きな音の音源ではないということです。
最後に一言!
今回この記事を通して伝えたいことは、飛行機は1つの公共交通機関であって、電車やバスのように、色んなお客様がいらっしゃいます、ということです。
赤ちゃんだけではなく、様々なところから音が聞こえてくると思います。アドバイスとしては、音漏れがしないヘッドホンやイヤホンを持参することをお勧めします。
耳栓も効果があるかもしれませんね。

また、トイレから離れた場所や乗務員が準備するギャレーから離れたところを予め把握し座席指定することもお勧めです。
インターネットから予約する際、飛行機の図面を見ることができる場合もありますが、見ることができない場合は、地上係員に確認しましょう。
少しでもお客様にとって快適な空の旅になりますように。




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