近年新コロナウィルスの影響で衛生問題が取り上げられています。東南アジアなど旅行する際は、特に衛生面が心配ですよね。
今回は、現役客室乗務員である私が、飛行機に持ち込める衛生グッズなどを紹介したいと思います。
飛行機内にアルコール消毒液を持ち込みたい!
まずは、アルコール消毒液は持ち込めるのか。答えは、イエスです。ただし、機内に持ち込める液体は100ミリ未満のものとなります。
長期滞在で100ミリを超えるものを持参する場合は、未開封のものを預け手荷物に入れることをお勧めします。開封済みのものだと、気圧の影響を受け、スーツケースの中で漏れる可能性があるので、未開封のものにしましょう。
アルコール消毒液を手荷物に入れれば完璧!?
私の事例で一つ挙げます。新千歳空港で飛行機の搭乗を待つ待合スペースで、地上係員より名前をアナウンスされ、そこに行くと私のスーツケースがありました。
事情を聞くと、預け手荷物に入れた洗剤が危険物扱いとされました。警備員曰く、洗剤はアルカリ性なので、X線に通した際、反応してしまい、目視確認が必要だ。とのことでした。
一緒に旅行していた友達も同じものを持っていたにも関わらず私のだけが引っかかりました。未開封であったため、商品を確認し、結局預け手荷物で大丈夫でした。
もし、開封済みだと、中身を入れ替えている可能性があることから、破棄を依頼されたかもしれません。
このことから、念の為にも未開封のものを持参することをお勧めします。
アルコール消毒液を飛行機で使いたい!
飛行機で必要だという方もいらっしゃると思います。
私がよく利用する航空会社では、コロナウィルスの影響から、各トイレ、食事など準備するギャレーにそれぞれアルコール消毒液が常備されています。
今後、アルコール消毒液を常に常備するかはまだ分かりませんが、客室乗務員にアルコール消毒液があるかどうか聞いてもいいと思います。
英語でアルコール消毒液のことは、サニタイザーと呼ばれ、東南アジアでは意外とみんな持っているアイテムです。
液体以外に代わりになるものはないのか!?
アルコール消毒液が飛行機に持ち込めるか不安だ。常に使いたいから、預け手荷物は嫌だ。機内にアルコール消毒液があるかわからない。と、いろいろ不安な方は、確実に持ち込める衛生グッズがあります。
それは、液体ではなく、ウエットティッシュです。ウエットティッシュならば、液体扱いされず、近年では除菌効果があるものもたくさん日本で販売されています。赤ちゃんのお尻ふきのアイテムと同じ扱いになることでしょう。
現地で調達したい!
また、アルコール消毒液を旅行に持参するのを忘れてしまった方、意外と海外では必須アイテムなので、薬局に立ち寄って見てください。
持ち運びに便利なコンパクトなサニタイザーが見つかるかもしれません。
香り付きのものや、少し色が入ったもの、ラメが入ったもの、透明なものと色々種類もあります。
東南アジアでは、アメリカ発のブランドBATH &BODY WORKSが有名です。ハワイでは、安いので、ばらまき土産として購入する人も多いみたいですね。
日本ではあまり見かけないので、海外旅行で見かけた際は、立ち寄って見てください。
海外のアルコール消毒液ってどうなの!?
そして海外のアルコール消毒液はいくつか異なる種類の物があります。
消毒液という名前から、液体を思い浮かべるかもしれませんが、海外の主流はジェルタイプのものになります。
このBATH &BODY WORKSのサニタイザーもジェルタイプの物になります。
また、私が今までに出会したアルコール消毒液はジェルではないけれども、液体に近いが、液体石鹸を手につけたような物がありました。正直、慣れるまで不快でした。
やっぱり飛行機内に持ち込みたい!
結論、アルコール消毒液は飛行機に持ち込めるのかという質問の答えは、イエスです。
ただし100ミリ未満のものになります。使用する際、気圧の影響で、勢いよく出る場合もあるので気をつけてください。
コメント