朝顔の種まきは6月がベストなタイミング!子供でも簡単!

知らない人はいない朝顔。よく小学生の夏休み中の宿題に「朝顔観察日記」など出された方も多いのではないでしょうか?

そもそも大人になり、植物を育てることを忘れてしまったよという方でも大丈夫!

基本的な種まきから、朝顔の注意ポイントまでまとめてみました。

今回は子供と一緒でも育てられる基本的な朝顔の育て方についてまとめてみました。

朝顔の育て方 種まきの基本の3STEP

①芽切り

まず初めに、アサガオのタネを触ってみてください。

表皮(カラ)が非常に固いんですよね。

このまま植えてしまうと、せっかく芽を出してもカラを破れず、双葉が開かないときがあります。その発芽の手助けをするための「芽切り」をしてあげることです。芽切りをすることで、タネが十分水を吸うことができ、きれいな双葉が開いてくれます。

芽切りの方法

タネの表面を傷つける作業のため、カッターや爪切りなどでタネの表面を少し削ります。深さは中の白い部分が少し見える程度、カラの一部を剥ぐ程度でokです。

この時あまり深く切りすぎないでくださいね(タネの中には折りたたまれた状態の双葉がぎっちり詰まっています)。ただこの「芽切り」。実際失敗する確率も高いんです…

なので種をこれから買うよっていう方は、「発芽処理済み」の種が売っていますので、そちらを選んでもらった方が手間が省けていいです。

もらったもので分からないという方は、ご面倒でもこの作業をして下さい。

②種まき

朝顔のタネが発芽する気温が20℃~25℃と比較的高温です。

地域差はありますが、タネのまき時期は5月~6月の中旬(梅雨前)です。

理由は、朝顔は熱帯起源の植物だそうで、寒さに弱いからなんです。

4月はまだ寒さが残っていたりしますしね、逆に6月中旬からは梅雨時期に入り、中々日中の日射が少ないですよね。ぜひ蒔き時期は温度を意識してみてくださいね。

前置きが長くなりましたが、種を植えるのはとても簡単!

植木鉢の中央に1〜1.5cm くらいの深さの穴をあけ、芽切りした種子を1粒ずつこの穴に入れて土をかぶせます。これで終わり♪

ぜひお子さんにやらせてあげてくださいね。

③水やり

水は毎日午前中と午後に水やりして、芽が出るまで絶対に乾かさないようにします。

これであとは成長を待つのみです^^

1週間もすれば芽が出てきます。

芽が出てきた時の感動は、お子さんと十分に分かち合えますよ。

補足~育てる場所~

南向きのできるだけ日当たりのよい場所がよいでしょう。

この時注意していただきたいのが、夜間明るいベランダや街灯の下などは避けるということ。朝顔は短日性植物ですので朝起きると咲いているのは、有名ですよね。

これは日没を朝顔自身が判断し、咲く準備を始めるからなんですって。

なので、朝顔に「夜」を作ってあげることは必須です。

開花

葉が十分に覆い、ツルが伸び、種をまいてから30〜60日ほどで花が咲きます。

7月下旬ごろから開花が始まりますので楽しみに待ちましょう。

あなたの朝顔はどれ?朝顔の種類

朝顔といっても、非常に様々な種類があるのはご存知ですか?

咲いてみたら、あれこの朝顔だったの?とびっくりされる方もいるかもしれませんね。子供に聞かれてすぐ答えられますように、いくつかの種類を載せてみますので参考になさって下さい

「大輪朝顔」

花径が20㎝にもなり、鉢栽培でも地植えでもOK。朝顔の中でもっともポピュラーで極めて大きな花が咲くのが特徴です

 「曜白朝顔」

花の中心から白いラインが入る。午後3時ごろまで咲くタイプ。長くツルを伸ばすので、グリーンカーテンにもおすすめです。

「変化咲き朝顔」

変わった形の葉や花が魅力的。

花びらが細く裂けたナデシコ咲き、葉が柳の葉のように細い糸柳葉など、オリジナリティあふれる姿は見飽きません。貴重なものなので、価値が高いんです。

よく花屋さんで見かける「桔梗咲き朝顔」も、変化朝顔の一種です。

「琉球朝顔」

「オーシャンブルー」の名でも知られている多年性のアサガオの系統です。1日じゅう咲き続け、午前から午後にかけて青から紫に花色が変化します。ツルは10数メートルにも生長するので、グリーンカーテンにも。ただ種が付きにくいので、挿し木で増やすのがおすすめです。

「西洋朝顔」

よくツルを伸ばして葉を茂らせ、グリーンカーテンに最適の系統ですが、真夏に花は咲きません。

花期が遅く、夏の終わりから咲きはじめ、11月頃まで咲き続けます。生育おう盛でよく茂り、花付きが良いのが特徴です。アサガオより晩生(おくて)で主な開花時期は晩夏~晩秋、霜が降りて枯れるまで咲き続けることもあります。「真夏に花が咲かない」というのはこの西洋朝顔かもしれませんよ。

朝顔に待ち受ける!成長阻害の虫たち撃退方法

せっかく開花した朝顔。

植物なら避けては通れない虫の被害。

薬剤等をかければ退治することは可能ですが、出来ればそのような物は使わず、退治したいと思いませんか?初期段階であれば、対処が可能なんです!

ここからは虫の種類別に退治方法をご紹介しますね。

・ハダニ 葉の裏に寄生して栄養を吸汁し、植物を弱らせる害虫です。

少量であれば、水やりする際には、根もとだけでなく、葉など植物全体に水をかけるだけで防ぐことができます。葉の裏面にもかけることがポイントですよ。

・ホコリダニ 症状としては、葉や新芽がしわしわになり、蔓 (つる)が伸びなくなります。黄色くなっていない状態であれば、強めの水のシャワーで流すことで退治できます。

・アブラムシ 柔らかい新芽を好み、栄養を奪うので、朝顔の成長を妨げます。被害が少ない場合は、脂肪分の多い牛乳を23倍に薄め、これを霧吹きすることによって退治することが出来ます。大量に発生した時は、これだと間に合わないので、鉢ごと蚊取り線香で数時間蒸す方法もあります!

このように対処方法は多いのですが、いずれにも早めに対処することが虫除去のコツになってきますので一匹見かけたら放っておかないですぐに退治に取り掛かってくださいね。

30年も可能!種の保存

実が薄茶色になり、外皮が乾燥してから種がとれるようになります。

1本の朝顔あたり、数十粒〜数百粒程度の種子を収穫できるんですよ。

すごいですね!

集めた種子は直射日光の当たらない涼しい場所において自然乾燥させます。種子は室温の開放した状態では3〜4年間は問題なく保存できるため、乾燥した場所に置いておくだけで大丈夫です。

もし、長期にわたって保存する場合は、脱水が必要になります。

方法としては、乾燥剤を入れた密封できるファスナ ー付きのビニール袋(ジップロック等)に入れ、冷蔵庫の野菜室(10℃程度)で保存します。

乾燥剤を入れ替えながら、数ヶ月で、完全に脱水します。

この状態で 30年以上もの種子の保存が可能になります。

タイムカプセルにこの状態になった朝顔の種を入れるのも素敵ですね。

おわりに~子供と植物を育てる効果とは~

この種を蒔いて、種を収穫するまでのこの一連の流れ、実は、子供の心にとても大きな功績をもたらしてくれるのです。

それが情操教育がです。

子供と一緒に花を育てることで、心を育てる教育が出来るということなんです。

情操教育を施すと、命を大切にする心や他人を思いやることができるほか、自分で感じ、自分で考える力を伸ばす子供になるんだそう。

子育てをするうえで、基礎の基礎かもしれませんが、大人になるうえで一番大切なことですよね。

AIの発展により、人間の役割が問われる時代になってきました。だからこそ、「朝顔を育てる」ことで、何にも代えがたい心の豊かさも育ててあげましょう。

まとめ

・朝顔の育て方のSTEPは、①芽切り②種まき③水やり

・育つ環境は、日当たりの良い場所に。日中は明るく、夜は暗くして、1日のサイクルを作ってあげることが大切。

・開花までは30日~60日程度。

・虫たちの退治には、初期段階であれば農薬を使わず、自分たちでの対処が可能。

・種の保存は3-4年程度が可能。

・長期保存の場合は種を「脱水」してあげることで可能に。

・朝顔を育てる⁼植物を育てるということは、子供の心を豊かにし将来人の心を思いやれる子に育つ。

以上より、朝顔は、種からでも非常に育てやすい植物なので、種から育てることをお勧めします。また苗も売っていますが、種から発芽した時の喜びをお子さんとと分かち合っていただきたいので、ぜひ一度挑戦してみてください。

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