すだちとかぼすの絶対得する使い方!今夏にぴったりスーパー食材!

健康食

夏バテが気になる季節には栄養があるものを摂りたいし家族にも摂ってもらいたいですよね。栄養というとスタミナ!ニンニク!こってり!などが思い浮かびますが、暑くなるとどうしてもさっぱりしたものが食べたくなります。(でも素麺や冷やし中華などばかり食べていると身体がだるくなったり太ったり…。)

さっぱりというと私は酸味を思い浮かべます。お酢がたっぷりのピクルス、レモンジュース、すだち蕎麦も美味しいです。かぼすで作る手作りポン酢なんかもいいですよね。

ところですだちとかぼすって何が違うかご存じですか?地域によってはあまり馴染みのない食材かもしれません。私の生まれ育った地域ではあまり売られてなかったように感じます。

すだちとかぼすの違いをあまり知らないという方も少なくないと思います。今回はすっぱいもの大好きな私がすだちとかぼすの違いと上手な使い方をご紹介します。

すだちとは

柚子や橙(お正月の鏡餅に乗っている果実)と同じミカン属の香酸柑橘類に属する果実です。昔はお酢の代わりに使われていて「酢橘(すたちばな)」と呼ばれていました。現在では、それがすだちと呼ばれるようになりました。

日本で生産されるものの90%以上が徳島県産で、徳島県の特産物になっています。すだちの花は徳島県の県花にもなっているんですよ。

大きさはゴルフボール位で重さ30~40g程度と小さい果実。旬を迎えるのは8月~10月で香りも味も最高です。11月~2月に出荷されるものは旬の時期に収穫し冷蔵保存されたもので、その頃手に入るものは酸味が比較的穏やかで、やわらかな味が楽しめます。

そして徳島県のゆるキャラは「すだちくん」です。弾ける笑顔が可愛いです!

かぼすとは

すだちと同様、ミカン属の香酸柑橘類で柚子に近い植物とされています。通常は緑色のうちに収穫され熟すと黄色に変わり風味も変わります。

日本で生産される90%以上が大分県産で、こちらも大分県の特産物になっています。大きさはすだちよりも大きくテニスボール位で重さは100~150g程度。果実の裏のめしべが落ちた部分の周りがドーナツ状に盛り上がっているのですだちとの違いは一目瞭然です。

旬はすだちと同じ8月~10月で、果汁の質・量ともに最高で最も風味豊かな時期です。10月中旬~2月までは旬の時期に収穫し冷蔵貯蔵したもの、3月~8月初めはハウス栽培のものが出回ります。ハウス栽培されたものはまろやかな酸味とさわやかな果汁が楽しめます。

そしてもちろん大分県のゆるキャラは「カボたん」です。なかなかインパクトのある目をしています。

すだちとかぼすの栄養価と効用

すだちの果汁は強力な抗酸化作用があり、脂質の酸化を防いでがん予防高血圧動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果を発揮します。

それだけでなく、肝臓、腎臓、血管中での過酸化脂質の生成を抑制肥満予防糖尿病の合併症予防筋肉の老化予防エコノミークラス症候群予防などの効果が期待されています。驚きの効果ですね!これは食べないわけにはいきませんね!

かぼすの果汁にはビタミンCが豊富に含まれていて美肌効果抗酸化作用があります。ビタミンEと一緒に摂ることで抗酸化作用をアップさせ動脈硬化予防、コレステロールの改善、心臓病や脳卒中の予防に効果があると言われています。

このことからビタミンEを多く含むブリにかぼすを含むエサを与えて養殖したかぼすブリが、かぼすヒラマサ、かぼすヒラメと共に大分県のブランド魚になっています。健康に良く、美味しいものを作る探求心は本当にすごいですね。

そしてすだちかぼす、どちらにも含まれるクエン酸は疲労回復効果があります。夏の暑さで疲れた体を回復させるには打ってつけですね。

そして香りにはリモネンという成分が入っており、リラックス効果イライラ抑制効果があります。さらに抗ウィルス作用抗ガン作用もあるといわれ注目されています。

食欲を促進させる効果もあるので夏には最適な食材ですね。積極的に摂りたいものです。

効果増幅の使い方と食べ方

出来れば沢山摂りたいすだちとかぼすですが、スーパーで購入となると一つ二つが通常ですよね。

魚の塩焼きに直接果汁を絞るのも良いですが、お醤油と果汁を混ぜて茹で野菜や焼いたお肉、お魚につけて食べるのも絶品です。さっぱりと食べられるのでお箸が止まりません。掛けるのもいいのですが、塩分が気になる方はつける方が減塩には効果的です。

せっかく動脈硬化予防効果もあるので減塩効果を狙うなら、是非「つけて」食べてみることをおススメします!

農協や道の駅、産地販売などで大量に手に入った場合はポン酢にすると大量消費、大量摂取出来そうですね。自家製ポン酢は添加物の心配がないので安心ですよね!

果汁を絞ったあとの皮は栄養がまだまだ含まれているので捨てずに使いましょう。

細かく刻んで酢の物や和え物に混ぜたり、おろし金でおろしてサラダに掛けたり、細く切ってマーマレードジャムにして香りを楽しむとリラックス効果が狙えます。使い方は無限大です。(無限大は言い過ぎ?)

まとめ

  1. すだちは手に入るもののほとんどが徳島県産で、大きさはゴルフボール位、重さは30~40g程度
  2. かぼすは手に入るもののほとんどが大分県産で、大きさはテニスボール位、重さは100~150g程度
  3. すだちにもかぼすにも抗酸化作用、リラックス効果など素晴らしい効能が沢山含まれている
  4. スイーツ、和食、洋食で香りを楽しむ!減塩効果を狙うなら掛けるよりつける!

今まで食卓のちょい役に徹していたすだちやかぼすですが、知ってみると本当にいいことばかりでこれからは準主役にしたいくらいです。

暗いニュースに溢れていてストレスでイライラが募る現代社会。気温が上がる季節では身体がついていけず体調を崩してしまうこともあります。日常生活もままならず、我慢を強いられる方もいらっしゃると思います。

辛い時だからこそ、それらを少しでも緩和させるためにすだちやかぼすを積極的に食事に取り入れて、元気と笑顔で毎日ハッピーに過ごしましょう!

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