離婚理由にタバコはあり?私が「吸わない」夫にさせた方法

生活・暮らし

タバコの匂い、好きですか?

非喫煙者から見ると、なぜそこまでタバコにこだわるのか?全く理解できないですよね。

私もそうでした。それが原因で、夫婦喧嘩になることもしばしば。

なんで喫煙者の夫と結婚したかと言えば、「結婚したら辞める」という言葉を信じていたから。ですが夫は、吸い始めると辞められないという喫煙者ならではの行動に移ってしまいました。

その「裏切り行為」によってどうしても我慢できなくなった私が、離婚という言葉を口にした訳です。

ただ幸いにも、家は結果として離婚を踏み切らず円満に過ごすことが出来た訳なので、同じ悩みを共有してくれる方へ、少しでもお力になれることをお伝えしていきます。

タバコが理由で離婚できる?

結論から申し上げると、

・タバコが原因の夫婦はお互いが合意すれば離婚することはできますが、調停や裁判などで離婚しようと思っても不可能に近い

・また離婚出来たとしても慰謝料請求までは難しい

ということです。

もちろんそれ以外にも、「配偶者が結婚の義務を怠ったとき」「その他婚姻を継続しがたい重大な理由があるとき」という民法に触れる行為があればこの通りではありません。

私はやっぱりか~という思いと、どこにぶつけていいか分からない怒りが湧きました。例え別れても、慰謝料がない中で自分一人で子供を養っていけるか…という自身の問いは、NOでした。

だからこそ、夫を変えさせるという結論に至ったわけです。

でも、これだけ言っても聞かないんじゃ、そうそう変えられる訳がありません。そう!人を変えさせる事って、無理なんですよ。だって自分が逆の立場だったらどうか?と考えてみてください。

好きなものを辞めてと言われて、素直に、はいわかりました、と言うのは容易ではないですよね。私はそう思ってからは、夫に対して優しくなれた気がします。

「人を変えたいならまずは自分から変わる」

これを信念に、今までの「怒る」行為はやめにしました。

夫のタバコの依存度チェック

辞めさせるために、夫の気持ちをなだめ、今後辞めていきたいのか?辞めたくないのか?それを一緒に考えました。すると、吸っていいことというのは1つも無かったわけなんですね。(当然なんですが…)

それを再確認してもらった所で、一緒に禁煙をしていこうと約束をしました。その始める際に、保険診療で禁煙外来が受診出来るのか?ということを確認しました。

タバコの依存にも次の2つのパターンがあるので、それを確認することから始めました。

①ニコチン依存(身体的依存)とは?

タバコが切れると「イライラする」「集中できない」「どうしてもタバコが吸いたい」という衝動が起こり、喫煙によりこれらが消失して「ホッとする」「落ち着く」という気持ちになる人。

起床後30分以内に1本目を吸う人、1日25本以上吸う人などが挙げられます。

②心理的依存(行動的依存)とは?

タバコを長年吸ってきた習慣や、手持ち無沙汰の解消とか、間を持たせる、などの依存。

起床後30分以上たってから1本目を吸う人、1日数本しか吸わない人などが挙げられます。

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あなたの旦那様はどちらですか?

①のニコチン依存であれば、保険適用出来る可能性が高いそうです。

ですがうちは圧倒的に②の心理的依存だと分かりました。

さすがに10割負担だとお金もかさむので、一緒に喫煙しない方法を調べて実践しました。

ここでも、一緒に調べるというのがミソです。

私が夫にタバコを辞めさせた方法

夫を動かしたいのであれば、まずは自分が動く。わたしに何が出来るかということで、サポートの体制を万全にしました。

そこで実践した中で、効果があったものをご紹介していきます。あくまで指示をするわけではなく、夫自身がやっていく姿勢というものを大切に。

様々な方の成功事例を調べると、タバコを辞める際には次の3つの視点が重要であることがわかりました。

①吸わない環境を整える

飲み会の場所はどうしても雰囲気で吸いたくなってしまいます。そういった「吸いたくなる」場所というのは、最初の1ヵ月は我慢です。

美味しい料理作って待っていましょうね。

②行動パターンを見直してみる

・ 食後ダラダラ座らない

・ カフェイン入りの飲料やアルコールを控える

・ 早く寝る…など

いわゆるタバコをなんとなく吸ってしまうという人は、行動パターンに紐づいている場合が多いです。タバコと結びついている行動パターンを変えてあげましょう。

③タバコの代わりになるモノや行動を見つける

・ 熱いお茶や冷たい水を飲む

・ジョギングなど体を動かす

・歯磨きをする

・ 深呼吸をする

・ガム、干し昆布、あたりめなどを噛む

・ 疲れたなと思ったら昼寝をする(休日)…など

こう見ると、喫煙は口寂しさを埋めるためのタバコなんだなということがわかります。私も家にいると、お菓子をついついつまんじゃうあれです。

意外と「歯磨きをする」行為はお勧めです。口の中がきれいになると同時に、歯磨き粉独特の清涼感が、一定時間吸いたいと思わなくさせるようなのです。

まとめ

・お互いが合意していない中で、タバコだけが原因で離婚は不可能

・夫を変えさせるためには、自分が変わることから始める

・タバコの依存度は、ニコチン依存なのか心理的依存なのかで禁煙方法が変わる

・ニコチン依存であれば、保険診療での禁煙外来が出来る

・タバコを辞める時は、吸わない環境を整える、行動パターンを見直す、タバコに代わるモノや行動を見つける

一緒にやるのはめんどくさいと思いますか?頑張るのはお互い様、という意識をもって行動していくと、あなたが自分のために頑張っているんだなと、きっと相手も行動せずにはいられなくなります。

ぜひ一緒に禁煙を目指して頑張って下さい!

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